住めば都、好きこそものの上手なれ。
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おかもち その後
先日作成したおかもちを 
さっそく使ってみた。 

四皿を収納して抜群の安定感。 
エレベーターのボタンも何なく押せる。 
全階押せる。 

間違いなく私は浮かれていたのだけど 
家族の反応は鈍かった。 
まず気付かない。 
父は空のおかもちをゴミと誤り 
紐で閉じようとしていた。 

おかもちですよ? 
家庭の間を 
おかもちが行き来するのですよ? 

そんなことより母は 
見てくれの悪さが気になるよう。 
でも 
うーん、そうね〜、なんてもじもじして 
はっきり言わない。 

と思ったら 
「きれいなのを買ったらどう?」 
と ものすごく失礼なことを言い放った。

さらに 
奥の部屋から何やら取り出して来た 
オシャレなポストカードを差し出し 


「こういうのを貼ったらどうかしら?」 

と言った。 
部屋じゃあるめーし 
ポストカード貼ってるおかもちなんかあるかい。 

そもそも 
塩コショウを冷凍庫にしまうのをやめてくれ、とか 
煮詰めた茶色い漢方を醤油瓶に入れるな、 
とか、、、 

胸を交錯する無数の想いが 
喉元にせり出してくるのをこらえ 

「銀色に塗るよ」 
とだけ言った。えらいぞ。 

そんなわけで 
次回までに銀色に塗るよ。
おかもち
昨年秋に引越してから 
実家がものすごく近くなったので 
最近は週に数回 
夜ご飯を一緒に食べている。 

母はあまり料理に関心がなく 
台所にはなけなしの調味料しか無い。 

私としては大変不便なので 
ちょこちょこと買い足して 
置いておいたりするのだけど 
数日もすればもう 
行方がわからなくなっている。 

コンロの側に置いておいたはずの塩コショウが 
冷凍庫の奥深くに眠ってたりするもんだから 
イライラして仕方が無い。 

よって 料理を作って運ぶようになった。 

運ぶ時にはお皿に盛って 
ラップをかけてお盆に乗せて移動する。 
タッパに入れて袋に入れるのも 
面倒臭い距離なのだ。 

とは言え 
やはりエレベーターのボタンを押す時など 
おっとっとと落としそうになることしばしば。 

おかもちが欲しいな。 

そう思うや否やネットで検索するも 
想像していた以上に高価。 
一番安いのでも一万円はする。 

作ろう。 

そして作った。 
世界でたった一つの 
マイダンボール製オカモチ。 


今宵貴方の夢にこのボロいおかもちで 
うどんを差し入れましょう。